はじめに

先行きが見えない時代の中、これまでにない発想力で新製品や
新規事業を創造できる人材が求められています。

企業へ就職する場合でも、ベンチャーを自ら起業していく場合でも、
世の中の課題をいち早くキャッチし、解決するために
これまでにないアイデアを具現化していく熱意が重要であり、
このような起業家精神(アントレプレナーシップ)は多くの企業で求められるマインドです。

本コンテストは、高等教育の場で学ぶ学生に対して、
SDGsなどの様々な社会課題に対して技術による解決策を考えてもらい、
課題発見・課題解決のスキルを磨くきっかけにしていただく意図で企画されたものです。

開催概要

賞金

審査基準

スケジュール

結果発表

結果発表

最優秀賞

ダイナグラスを用いた
視覚障がい者の電車利用支援

桝崎祥平 原田亮 堀井瑞生

視覚障がい者が電車利用時に特化したダイナグラスを利用することで得られる情報を活用することで問題解決を目指す。

受賞者コメント
メンバー各自の研究テーマから、アイデアを形にして最優秀賞という結果までアウトプットすることができました。今後もアカデミックな知見を取り入れながら本システムの開発を進めることで、視覚障がい者の電車利用に対する不安軽減を目指します。
優秀賞

学習方法最適化モデル
「学び-I FIT-」

桑原晃大 桑原康介 桑原直泰 桐原芹菜 山田和弥

AIを用いてユーザーに最適な学習環境や経験、学習方法を提案する学習支援システムで、資本の無い家庭の学生をボトムアップし、 SDGsの4番目の目標である「質の高い教育をみんなに」を実現させる。

受賞者コメント
この度は、優秀賞を授与頂き大変光栄です。最終審査会において学習方法最適化システムに対してポジティブな評価を頂けたのは、方向性が間違っていないという自信にもなりました。審査員の皆様からの的確な評価やコメントを今後の課題解決に活かして参ります。貴重な機会を頂きましてありがとうございました。
優秀賞

預かり保育でIT教育
ノーコードプログラミングアプリで給料アップ

山手健矢 山手彩加

ノーコードプログラミングアプリを使ったIT教室を開催し、子どもたちが早期にIT教育に触れる機会を格安で提供し、子供たちにはSDGsの4番目質の高い教育を皆に関連してIT教育を、保育士には8番目の働きがいも経済成長もに関連して給料アップを目指す。

受賞者コメント
私たちは小学生向けの実験教室で行ったノーコードプログラミングアプリのIT教室の経験から小学校入学前から行うIT教育の可能性に目をつけ、保育園児や幼稚園児向けに保育施設でiPadなどのタブレットを使ったIT教室を行うという内容のプランを作成しました。発表に対して、保育士がIT教室を実施できる技量を持つのか?園児の保護者が費用を払って教室に参加させたいと考えているかアンケート調査を行ったのか?など具体的な質問を通して作成したプランに足りていない要素などを学ぶことが出来ました。
奨励賞

sposup

桑原晃大 西川和寿 城森大輝

ARゴーグルを用いて適切なフォームを一人称視点で映し出すことで、指導者に実力が不足している場合でも、スポーツを始めた初期の段階で一人一人に適したフォームを身に付けさせることができ、各スポーツにおいて高いパフォーマンスを実現させる。

受賞者コメント
私たちのチームはビジネスコンテストの参加は初めてであり、貴重な経験をさせていただきました。プランをチーム内で研鑽する上で何度か衝突することもありましたが、最終的に全員が納得のいくプランを作り上げることができました。今後社会に出てからもこの経験を活かしたいです。
奨励賞

見切り品専門店『 DCStore 』

橋口岳史 河野孝徳 高橋一色

コンビニの廃棄商品を回収し、見切り品専門店として販売しようという試みにより、廃棄ロスを減らし、消費者側にも定価よりも安く購入することができるというメリットの実現を目指す。

受賞者コメント
この度はとても貴重な経験をさせて頂き、誠にありがとうございました。最終審査会では、自分たちのビジネスプランに対し、実際に社会で活躍される方々から、貴重なご意見を聞くことができ、とても有意義な時間となりました。この経験を活かして社会で活躍していけるように日々精進していこうと思います。
奨励賞

“IHcooker” ~IH×IoT~

原田亮 堀井瑞生 桝崎祥平

家電の中でスマート化が進んでいないIHクッキングヒーターに注目し、料理に慣れていない人をターゲットに、おいしい料理を簡単に作れて料理の楽しさも感じられるような商品を提案。

受賞者コメント
プランを提案するにあたり、革新性や収益性など多角的な視点から考えることができたのは非常に貴重な経験となりました。市場や競合の分析に関しては今まで重視したことがなく、その中で他との差別化を図るのが難しく感じました。今回の学びを今後に活かし、チャレンジを続けたいと思います。

審査講評

九州工業大学 理事・総括副学長
KIEPS 総括責任者
三谷 康範 様
日頃学生は、技術に関する研究に携わっておりますが、マーケットを意識して、技術を社会実装していくことを考えていくことは、我々工業系の大学にとって非常に大事なことだと思っています。審査員の皆様方には、辛口なご意見も含めて、いろんな意見をいただきましたので、今後の参考にしていただきたいです。今後の課題としましては、マーケットを考えるからには頭で考えるのみではなく、足をきちんと使ってみないと市場を正しく把握できないと思います。今回はデータを基に実績を持ってアピールできるかというと、不足している点が多々あったと思います。今回は、日頃の研究だけでは得難い良い経験になったと思います。是非この経験を活かした学生生活を送っていただきたいです。

主催・後援

主催

  • AI-Lab
  • 国立大学法人 九州工業大学

後援

  • KIEPS
  • fabbit
  • HAW International Inc
  • 飯塚友情ネットワーク
  • AC Partners
  • IOTシステム基盤研究センター